はみだす力

はみだす力 の詳細

日本の学校でも文化に馴染めずいじめられ、アメリカでもスクールカーストの底辺にいたスプニツ子がアーティストとして成功するまでの話です。日本の学校でいじめられた経験、アメリカの学校のスクールカーストの話、勉強と遊びに熱中したイギリスの大学生活、プロミングで生活をできるようになったと思いきや急にアートの世界へ、などなど波乱万丈な人生を歩んで来たのが分かります。けれど、単に「大変でした」という話で終わらず、彼女の中での人生哲学が分かるようなつくりになっています。最初は彼女の独特の雰囲気があったので「自分には合わないかな」と思っていました。どちらかというと彼女の生き方やより日本と海外の教育の違いのほうに興味がいきました。けれど、だんだんと彼女のパワーに圧倒され落ち込んでいたにもかかわらずすっかり元気になってしまいました。この時、自分では身動きが取れなくなっていたのですが「もっと自分を信じていろいろと行動してみてもいいのか」と確信できるようになりました。読んでいると今日から頑張ろうと思える本です。